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ビデオ編集後記《その五》-2004.1S-

2005年09月07日

 年明け最初のスクーリング。確か、ビデオ作成時間に制限が設けられたのはこのスクーリングからだった筈。前の月まで、ビデオ編集という時間は特になく、上映当日の昼間の時間を職員室待機兼ビデオ編集だったが、当然、電話対応を含むほかの業務も、要望があれば並行しなければならなかった。それもあり、前日の夜から徹夜で翌朝に臨んだわけだが・・・。

 その作業時間配分に、教務から待ったが・・・。というのも、時間という時間をフル活用していた為、今後このまま続けた際、急な問題が発生した際に対応できないからだ。追試対策、生徒指導、病院搬送などの緊急時対応など、生徒のことを考えれば、当然の意見。

 これにより、ビデオ編集時間という正式な枠が勤務時間に設けられ、逆に、オフなどを含むそれ以外の時間は、一切、編集に割くことがないようにすることが条件付けられた。割り当てられた時間は、前々日の11・12時限(90分)と上映当日の昼食終りから修了式までの5時間。正直なところ、90分では撮影したビデオをパソコンに取り込む程度しかできなかったけど、まぁ、ないよりはマシだ。

 この作品は、オープニングが字幕によるメッセージで始まるという手法を用いている。本当は、生の声でナレーションを入れたかったのだが、どこにいても誰かの声や音が聞こえる学校という環境で、静かに声をレコーディングできる環境を確保することが、時間・場所の両面で困難だった為に諦めた経緯があったりする。

 とはいえ、字幕メッセージの内容は、いずれにしても考えないといけない。適切と思われる文字数や行数、その範囲で効果的と思われる文章、曲とのタイミング、そのタイミングに合わせることによる表示できる回数など、様々な要素があり、なかなか難しい。

 映画の予告とか、アニメ北斗の拳のオープニングみたいなナレーションがイメージとしてあったせいか、浮かんだセリフもそれっぽい。「2004年1月 全国から64名の若者が ここに集った 辛い日々でもあり 楽しいこともあった ある時は友を支え そして支えられ 一週間を乗り越えた その歴史をここに・・・」(※ ← 字幕出現タイミングごとに空白を入れてあります)

 まぁ悪くはないんだけど、ちょっとタイミングが苦しい部分があったり、字幕位置が表示の度に微妙にずれるところがあるなど、なかなか恥かしい(^-^;) ま、編集しながら、余裕もって文章推敲している時間なんてあるわけなく、この頃使っていたソフトでは字幕位置をきちんと制御できる機能はなかったので、ほとんど直感による即興だ。笑って許してって感じだ(苦笑)。とはいえ、オープニング使用曲”Tonight is what it means to be young”のピアノとソロ女性ボーカルの力強い曲の出だしに助けられ、それなりの雰囲気にはなっていると思う。

 この作品、実は、もう一つ失敗がある。通常は取り込んで、場面場面を選んでカットする前に、まずは音声の消去を行うのだけど、それを忘れて、カットが一通り終わってから音声消去を忘れていることに気付いてしまったのだ。

 編集に携わったことのある人はお気づきかと思うけど、カットする前なら一回の操作で全体の音声消去が可能なのに対し、カット後になると、細切れになったシーンそれぞれに対して操作を行わないといけない為、カットした数が多いほど大変なことになるのだ。

 その事実に気付いた時、もう諦めました・・・。なので、BGMもまた撮影時の生声も重なってしまった作品となってます。特に、バスで移動する場面が「バスの中で歌を歌っている」ため(しかも車内マイクで!!)、BGMとバス中の歌とが重なってしまって、大変不快な仕上がりになっている・・・(-_-;

 03年12月Sの作品も含め、この頃の作品は、場面のカットが割りと長めだ。私自身の技術的な側面もあるのだけど、この頃の撮影者が撮ったものが、短く切るよりも長めにした方が面白いと判断できるものが多かったせいかもしれない。中には、長い場面を再生速度を上げて全部放り込んだミニ運動会(体育)のシーンなどもあって、最近あまり使っていない手法だけに、感慨深い。

 これまで作ってきた数多い作品の中、完成度は決して高くないものの、長めのカットで音声も残っている唯一の作品な為、カメラマン(教員)や他の教員、そして被写体である生徒とのやり取りなど、当時の状況や雰囲気がそのまま伝わってくる。プロモーションビデオ的な作りに囚われてしまっていた近年の作品にあって、こういう作品の形も”あり”だと感じる今日この頃だ。

 既に卒業した生徒が多く映っている中に、最近卒業確定した人、これから卒業するであろう人も多くいる。そのほとんどが、この頃に初参加にあたるの生徒ばかりで、若いというか、初々しいというか、でも、変わらないというか、一言で言えば”懐かしい”に尽きる映像の数々だ。

《作成環境》
私の自作パソコン
 CPU:AthlonXP 2500+(Pentium4 2.5~2.7MHz相当)
 メモリ:512MB
 HDD:80GB
 使用ソフト:VideoStudio7(お試し版)

《使用音楽》
1曲目:映画Streets Of Fireより”Toniht is what it means to be young(今夜は青春)”
    ※ 椎名恵の「今夜はAngel」の原曲
2曲目:HERO
    ※ スクールウォーズの主題歌の原曲
3曲目:BEGIN ”島人ぬ宝”

《備考》
当時、実は学校用カメラ(デジカメ、ビデオ)に加え、個人カメラ(デジカメ、ビデオ)も使って、より多くの映像素材を集めていた。どうしても、カメラ一台では、編集時に場面は違うはずなのに、同じ映像に見えるなど、単調になってしまうことが多いからだ。同じ場面でも、角度を変えるだけで大きく雰囲気を変える映像。この頃から特別活動先が二ヶ所に分かれることもあったので、どうしても二台使いたかったのだ。

さて、そのビデオカメラ(私物)だが、本部町体育館傍のグラウンドで行われた”ミニ運動会”の最中、三脚が強風に倒れ、壊れてしまった・・・。修理見積もりは4万4千円。未だに直していない(T-T)。

《追記》
実はさらにあと一個、失敗がある。タイトルに間違いがあるのだ。年が明けた最初のスクーリングだったせいもあって、「2004年度1月スクーリング」としてしまっているのだ。意味分かるかな?


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