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魔法をすてたマジョリン

2006年01月02日

昔から多い魔と善の攻防を描いた作品。
よく、魔は人より強く、魔力を使い世の支配や破滅・滅亡を企む。

この世に災いをもたらし、人を思い通りに操る魔力は、
催眠術や、超自然的な何かなどではなく、日常に潜む、ごく身近にあるかもしれない。

人は弱い。誰かの言動か、逃げ場のない環境か、
何かのきっかけで、容易に人を憎み、世を恨んでしまう。

きっかけは外。けど、それを負の力にしてしまうのは自分自身。
魔は、そんな人の心の弱さを熟知したマッド・サイエンティストかもしれない。


孤立し、分断された人間関係ほど、誘惑の多い今の世にあっては、
個が”人”であることを維持することすら難しい。

魔女を追いやった場内一体となった最終幕の歌。
弱い心に勇気を与え、正の力に変えていく方途が、
あの歌と、場内を包んだ善の連帯に垣間見えたような気がした。


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Posted by とおるぱぱ at 23:59│Comments(0)私の頭ん中なはなし
 
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